◼︎読書記録
◼︎伝わるちから
◼︎松浦弥太郎
飛行機の中で読もうと購入した本だったのですが
その日あまりに揺れたため、まだ読んでいなかった一冊。
松浦弥太郎さんの本はこれまでも読んできましたが
日常のありがたさをもう一度考え直す機会になりました。
新年度が始まる前に読むことができて
とても良かったと思います。
私は言葉に携わる職業でもあるので
言葉や伝え方について日に何度も考えますが
自分でも大切にしていることが
いくつか記載されていてとても嬉しかったです。
たとえば、
言葉は一瞬で誰かを傷つけることもできるし
誰かの背中を押すこともできるということ。
私は後者でありたいと常々願っているので
その記載もあって嬉しかった。
そして、「人」や「愛」
についてのお話が多かったこと。
これも沁みました。
沢山、本の中に線を引きました。
自身の根底にあるものを大事に大事に
そして新年度はまたアップデートした自分で
日々を生きていけたらと思います。
「どんなことにもその先には人がいて、その人を思うことで、小さな工夫やアイデアが生まれ、いつしかそれが基本になっている。そうかあ、基本が基本である理由には、必ず人への愛情が隠されている。基本とは愛のかたちなのだ。」
「たったひとことで、人は飛ぶことができるし、落ちもする。だから、人はもっと言葉使いに心を働かせるべきだ。ていねいであればいいということではなく。」
「今更そんなことやっても無駄であるとか、その歳でそんなことできるわけないと言われようとも、きっと自分にはできるはずだと肯定し、しかし、そのためには客観的に自分をよく見つめて、まだまだこれではダメだとゼロ点を下す。いわば自分を否定し、そのゼロ点からスタートする。」
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